オンラインセミナー 不動産DX / 大規模修繕

更新日: 2021年5月20日

こんにちは。
不動産の林田商事 林田です。
当社ブログをご覧頂きありがとうございます。

今朝、目覚まし代りの携帯アラームをとめるつもりが、操作ミスで東京の友人に電話をかけてしまいました。
折り返し電話をくれたので、短い時間ですが久々に友人と会話する機会がありました。
彼は、IT系の企業に勤務していますが、コロナの影響で仕事は基本的にテレワークだそうです。
もう1年以上会社には行ってないらしく、いつも自宅で短パンにスウェト姿で仕事しているそうです。
通勤もないので、朝9時からのZOOM会議に間に合うようギリギリまで寝てるそうです。
我々の業種は、テレワークが難しいのでちょっとだけ羨ましいですね・・・(笑)

昨日は定休日でお休みを頂いておりましたが、午後からZOOMでオンラインセミナーを受講させて頂きました。

セミナーは二部構成で、一部はコロナショックにおける不動産オーナー、管理会社の生き残り戦略の講演がありました。
本来予定されていた講師の方が体調不良の為、急遽変更になるアクシデントがありましたが、講演内容は不動産DX導入の話でした。
不動産DXについては、注目している不動産業者は多いのではないでしょうか?
昨日のセミナーでは入居者向けのアプリの話がメインでしたが、導入のメリットや成功事例の紹介がありました。

我々不動産業界は他業種に比べてITの導入が非常に遅い業界かと思います。
理由は古い考えが根強かったり、法律の問題だったりといろいろあるかと思います・・・。
同時に、今までITにかけるコストが低かったぶん、 ITの導入=コストが高い というイメージです。
私自身も、不動産業界に長年いる為、言われるまでは同じ考えをもっていました。
「導入したらそんなに変化があるのか?コストをかけてまでやる事か?」というのが本音でした・・・。
他の業界を見渡すと早い段階でIT関係に投資して、業務の効率化を図ったり、顧客サービスを展開している業種も多々ありますね。
IT導入が早かった業界はそれが普通でしょうし、導入するメリットやコスパも良くご存じなんでしょうね。
また、顧客(エンドユーザー)は不動産以外の部分でITを利用する事で、年々ITの便利さに慣れてきています。
そうなると、なぜ不動産だけ来店しなければいけないの?ネットで出来ないの?なんて声も近い将来聞こえてきそうですね。
いや既にそう思っている方も多いかもしれません。不動産業界で来店不要のネットでのお申込みやIT重説が普及したのもここ数年の話ですからね・・・。
ITによるサービスを受けられない不動産業者は衰退していく時代が来るかもしれませんね。
当社も例外ではありませんので、しっかり勉強して時代の流れに取り残されないように頑張りたいと思います。

二部では、㈱アローペイントの染矢社長の大規模修繕についての講演でした。
染汰社長の講演は2年程前に一度聞いた事があります。とても勉強になったので今回も楽しみにしておりました。
その時のセミナーの内容は以前のブログに書いてますので良かったら読んでください。

『大規模修繕の基本とコストの考え方!』 2019/7/17投稿

賃貸経営において大規模修繕はホントに大変です。
区分マンションであれば基本的には管理組合にプロが作成した長期修繕計画があります。
かかる費用等もあらかじめ計算されていて、逆算して修繕積立金が管理組合で貯蓄されていると思います。
予算も余裕を見てあるのでフルスペックでの大規模修繕が可能で失敗は非常に少ないとの事でした。
逆に一棟の賃貸アパートやマンションとなると、修繕計画をたてているオーナー様は少数かと思います。
また、家賃収入の中から大規模修繕の費用を捻出しなければいけませんので、どうしてもローコストでの大規模修繕がメインとなります。
長期保有をお考えのオーナー様は大規模修繕に備えて準備しておく事が大切ですね。

アローペイントさんが提案される大規模修繕は限られた予算で物件のバリューアップ(物件価値の向上)をするものです。
オーナー様とすればコストパフォーマンスの良い大規模修繕をしたいですよね。
コスパの悪いバリューアップとコスパの良いバリューアップのご紹介がありました。

今後の参考にさせて頂きたいと思います。
また、大規模修繕のコストダウンの話もされてました。
例えば、日が良く当たる場所は劣化しやすい為、質の良い塗料を使用するけど、
日が当たらない場所は劣化が遅い為、安い塗料を使うとか・・・。
劣化が比較的少ない場所は次の大規模修繕まで繰り延べするとか・・・。いろいろ方法はあるそうです。

大規模修繕は室内のリフォーム等と異なり、頻繁にあるものではありません。
家主様にとっては、10~15年に一度の大イベントかと思います。我々賃貸管理会社にとってもそうです。
せっかく多額のお金を投資して大規模修繕するなら、物件を保持する為だけではなく、
物件のバリューアップができるようなご提案を、業者さんにご協力頂きながら一緒に考えていければと思います。

林田商事株式会社
林田 隆志

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